川沿いの小道
ふだんは誰も通らない道 小枝がいっぱい落ちている
いまも誰も通る気配はない

わたしは今朝からずっと走っている この道幅にも満たない細い時間の枠のなかを
われ知らず わたしのままで
自転車は小枝を踏みながら進んでゆく

日が差してきた 木漏れ日が眩しく照らす道に吸い込まれてゆく風
その清々しい風に押されて 肉体が進んでゆく
わたしが消えてゆく

また明日もこの道におなじ風が吹き おなじ日が差して
わたしが通り過ぎてゆくだろう
われ知らず わたしのままで


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