2015年08月28日

2015旅の記憶 戸隠高原 険しい坂を越えてたどり着いた霊山が見守る高原



白馬の148号線から406号線へ入る





この道が大変な道だった、勾配はそれほどキツくはないが道が悪い、以前にあった地震の影響で舗装がくずれて所々工事をしている。舗装が剥がれた砂利道を何度も走らされた。


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峠をひとつ越えてたどり着く鬼無里の町、「旅の駅」というドライブインで昼食、蕎麦を食いました。ほっと一息です。


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ここから少し進んで36号線に入る。





ここからが激坂になります。


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とにかく勾配がキツい、必死で漕ぎます。


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勾配10%の標識が所々に現われる。


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たまらず自転車を下りて休みます。この旅では初めての激坂でした、高野山でもここまでキツくはなかった。


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そしてやっと上り着いた大望峠、上るまでこの峠の名は知らなかった。


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この大望峠からの眺めは最高でした!名だたる連峰の峰々が拝めます。


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ここからは下りかなあ・・・と思ったのが大間違いでした。ここからが本番でした。





かなり上ったはずなのに下りは少しだけ、また上り坂になります。町に入ったら平道になるかなあ・・・と思ったら甘かったです。戸隠の観光街に上り坂のまま入ります。


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町中もずっと上り坂です、しかも勾配はかなりキツい

戸隠神社中社です、必死で漕ぎながら横目に見て通り過ぎます。


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観光街を抜ける頃ようやく坂が緩くなって、やがて下りになります。安堵のため息が出る。


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そしてたどり着いた戸隠キャンプ場。


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このキャンプ場が思い出に残る素晴らしいキャンプ場でした。


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戸隠山の麓に広がる草原。


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その切り立った岩の山肌を見上げながら、あたかもその山頂から神々しい風が吹き下りてくるかのような厳かな気持ちになる。


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遮る物のない広い草原を爽やかな風が吹き抜けてゆく。


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近くにテントを張っていたこの軽トラ泊旅のおじさんと出会えたのも幸運でした。


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夜は一緒に酒を飲みました。このおじさんが翌朝軽トラで連れていってくれたのが鏡池、あまりの美しさに感動て声を上げてしまいました。休日はカメラを持つ人でごったがえすらしいですがこの日は平日なのでわたしたちだけでした。


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まさに鏡池、その名の通り静かな湖面に山や木々や空が映り込み素晴らしい景観を見せる。風のない晴れた朝しかこの美しい景観は拝めない、貴重な時に巡りあわせてくれたおじさんに感謝です。


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群馬の方でしたが、またどこかで会えるだろうと信じています。型に嵌らない自由思想を持つ愛すべき人でした。

このおじさんと別れてから戸隠神社の奥社へ行きました。戸隠神社は奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなるのですがその御本社があるのが奥社です。

キャンプ場から遊歩道が続いています。戸隠神社の五社はすべて遊歩道で繋がっています、いつかはすべて回ってみたいですが、今旅では奥社だけ行きました。


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この遊歩道がすごく良かった、木漏れ日がまばらに照らす道がとても美しかった。


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たどり着いた山門


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ここからの御本社までの参道が圧巻でした。


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立ち並ぶ巨木に圧倒されます、巨人の国に紛れ込んでしまったかのよう、わたしの下手な写真では伝えきれない迫力がありました。参道まではかなり歩きます、結構疲れます。


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御本社にお参りして戻って、参道の入り口の蕎麦屋で昼食としました。


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帰りは別ルートの遊歩道で帰りました。


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数キロも歩いてヘトヘトになってキャンプ場に帰りました、そして売店で酎ハイを買って飲みながら日が暮れるまでまったりと過ごしました。


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険しい坂と、爽やかな風が吹く草原キャンプ場と、見上げる霊山の神々しさと、美しい湖と、巨木の参道と、軽トラ旅のおじさんと、すべてが心に強い記憶として残っています。

戸隠高原、もう一度行くにはあの激坂をまた上らねばならない・・・考えます。


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posted by チャリダー詩人 at 13:00| Comment(0) | 2015日本アルプス漫遊の旅 旅の記憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする