2015年05月22日

チャリリックポエジー(自転車詩) 罪名または愚かな風



罪名または愚かな風


15歳の少年が逮捕されたそうな

おもちゃのラジコンヘリを飛ばそうとしてたとか

おもちゃのラジコンヘリは殺人兵器になるらしい

人々はおもちゃのラジコンヘリを怖れているらしい

警官隊がきて少年をパトカーに押し込んで連れていった

「おもちゃのラジコンヘリを飛ばそうとした」との罪名で


愚かな風が吹く

風は都会のビルの間を吹き抜けて

街を見下ろす遥かな山へと吸い込まれてゆく


そして愚かな風は

わたしたちの心の田園を吹き抜けてゆく


わたしたちが怖れているもの

塞がれた目蓋の奥に浮んでくるイメージ

巨大な手が美しい午後の日差しを遮って

「怖れよ」と呼びかける


愚かな風に吹かれながら

小川の前に佇んでせせらぎに耳をすます

水音だけが聞こえてくる


誰の声も聞こえない

いま生きているこの瞬間に

水音だけが聞こえている


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posted by チャリダー詩人 at 23:09| Comment(0) | チャリリックポエジー(自転車的詩情) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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