帯広に落ち着いてはや24日
先日辞めたバイトはキツかったがいい経験ができた
今は病院の清掃スタッフのバイトに履歴書を出している
バイト探しをしていて気付いたことがある、それは新しい未知の仕事であるのに不安感よりはワクワク感の方が大きいのだ
新しい仕事先には新しい出会いがあって、経験したことのない作業があって、それらに対して不安に思う気持ちもあるのだが、それよりも期待する気持ちの方が大きいのである
ふとこれは旅の効能だと思った
旅をしていると毎日が新しい出会いの連続である、出会いといっても人だけではない、風景、気温、建物、土地の匂い、移動する度に今まで経験したことのないものに出会うのだ
旅のすべてを道の駅かキャンプ場での野宿で過ごしたので尚更、新しいものとの出会いは新鮮で間近に感じられた
そんな日々を毎日続けていると、新しい未知のものとの出会いに慣れてくるのである、もちろん不安もある、野宿できる道の駅だろうか、とかキャンプ場の管理人は親切だろうか、とか粗暴な泊まり客はいないだろうかなど、期待に合わせて不安も必ずある
でもそんな不安をも凌駕するほどのワクワクがあるから、チャリダーは旅を続けるのである
先のバイトで送り迎えしてもらったおばちゃんに「新しい仕事は探さないんですか」と聞くと「また一から始めるのが面倒くさい」という返事が返ってくる
無理もない、そう思うのが人情、わたしだって普通の生活してたらそう思うだろう
でも今はそうは思わないのだ、むしろ短期のバイトをハシゴしてこの北海道の冬を乗り切りたいと思っている
そうわたしはまだ旅の途中なのだ
自転車から下りて、テントも仕舞って、今は壁と屋根付きの宿で過ごしてはいるが、ここは初めての土地で、これから恐ろしいほどの寒さがやってくる
これからの日々はまったく予測がつかない、そう旅してる時と同じである
「旅の効能」と題したが、旅をいつまでもし続ける方法は、いつまでも新しい状況に身を置くことである、そうすればおのずと新しい出会いがあり、ワクワクは続いてゆくのである
旅を終わらせてはいけない
ゴールしてからまた新しい旅が始まる
いつまでもわたしはチャリダーニートだ

伊達市アルトリ岬にて 台風が過ぎるまで5日間過ごした 台風一過の岬の眺めは最高だった

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