2016年11月04日

好きな時間を大切にする生き方



仕事を辞めて、旅して、たどり着いた帯広に家を借りて、何の予定もないのんびりとした生活をしながら、ふと気づいた


わたしは朝が好きなのだと


サラリーマンの頃は夜がいつまでも続いてくれればいいと思っていた、朝が来るのが憂鬱だった、いつも眠たかった、起きて着替えたり顔を洗ったりせずに、ずっと眠っていたかった、通勤ラッシュの車のなかのわたしは意志を失った石のようだった


自営業の頃は少し朝を楽しめるようになった、毎朝コーヒーを煎れる週間はこの頃から、でも忙しくなってからは朝の時間は仕事を早く終わらせるための「手段」として、異様に早い時間に無理して起きたりしていた


慌ただしい時間のなかにいると、目の前にある現実にばかり気をとられて、ほんとうの自分の気持ちは心の深い穴の奥に押し込まれてしまって、その声は聞こえなくなる


仕事と雑事から解放された今、押し込んでいた声も解放されて、聞こえてきたのだ、ほんとうはわたしは朝が好きなのだと


旅中は壁と屋根から解放された、まさに大自然の生(なま)の朝を満喫していたのであるが、でも旅中の朝もけっこう忙しいのである、自転車旅では尚更、早く出発しないと後がキツくなるから


だからわたしにとっては今、帯広のこの部屋にいる今の朝が、今までの人生のなかで一番楽しい朝なのだ


現代社会では多くの人が一律に同じ時間に仕事をして、同じ時間に食事して、同じ時間に眠っている

でも人それぞれ、ほんとうは好きな時間がある筈なのだ、好きな食べ物や、好きなタレントが異なるように、好きな時間も異なる筈である

それなのに、その好きな時間に慌ただしく電話したり、車を飛ばしたり、怒られて頭を下げたりしている


それが理不尽とは言わない、不条理だとも思わない、人それぞれ自分が選んだ人生を好きで生きているのだから

でも好きな時間を見つけることが出来たわたしは

この好きな時間である朝を、誰にも邪魔させずに、心の声を解放して

のんびり大切にして生きていきたいのである



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アウトドア&スポーツ ナチュラム

posted by チャリダー詩人 at 12:29| Comment(0) | チャリエッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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