2016年12月23日

チャリリックポエジー 美幌峠にて坂の途中



美幌峠にて坂の途中


走っていると みんな通り過ぎてゆく

白樺の林も

牛も草も

振り返る間もなく みんな過ぎてゆく

だからときに立ち止まって 遥かな高原を見つめる


わたしが見ているもの

わたしを見つめ返すもの

時に逆らって 胸に昇ってくるもの

いつからか待っていたもの

いつまでも待っているもの


峠道に入った

重いペダルを踏んで進むわたしを

今度はみんなが見つめている

だからわたしは逃げるようにして

決して自転車を下りない


白樺の林の奥に

見つめる眼差しがある

孤独がある 怖れがある

言いたくない思い出がある


見透かされた男がひとり

坂を上っている

苦しげな顔でごまかして



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posted by チャリダー詩人 at 22:46| Comment(0) | チャリリックポエジー(自転車的詩情) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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