雄大な四万十川の流れを眺めながら381号線を走る
晴れた日の四万十川は最高に美しい

やがて現れるトンネル、江川トンネル。

もちろん通らない。美しい四万十川をやり過ごして、狭っくるしいトンネルなんて通っている場合ではないのだ。右脇の旧道へと入る

行こう!草木と同化する緑の小道へ



あの日の少年の面影が駆け抜けてゆく
鋭い日差しに照らされた眩い道の向こうに吸い込まれてゆく風と
時間と肉体



ふと立ち止まるとき
今のわたしを思い出す

そしてまた駆けてゆく



木漏れ日のなかを
いつまでも走り続けている
トンネルの闇を逃れて
木々の緑に包まれながら

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