2016年12月21日

チャリリックポエジー 148号線洞門にて



148号線洞門にて


サインは目の前の闇に消えていった


せせらぎが聞こえる


どうにもならないことばかりなのに

どうにかなると思っている


サインがまた光る

サインは警告のように自転車を照らす


行かねばならない場所なんてどこにもないのだ


洞門の窓から陽が差す


立ちすくむ人影が陰をつくる


いつか歩いた軌跡をサインが照らしている


もう振り返らない


せせらぎが聞こえる



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posted by チャリダー詩人 at 22:29| Comment(0) | チャリリックポエジー(自転車的詩情) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月20日

チャリリックポエジー サロマ湖にて



サロマ湖にて


朝が来て 夜が来る

ただその繰り返し

なにも特別なことは起きない

ときに美しい湖を眺めたりするが

なにも変わることはない


濡れたテントが干されて揺れている

大きな屋根の炊事棟には誰もいない

ときおり爽やかな風が吹いたりするが

ときおり涙が出そうになるが

なにも変わりはしない


湿原が濡れているのは雨のせい

いつか降った雨が溜まっただけ

大きな水溜まり

陽を浴びてひかる夏の結晶

あたり前に通りすぎる


あたり前に

ゆく先がある



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